2021/03/09

MMD-VR180 HOWTO Chap.0 概要

MMD-VR180 HOWTO

2024/12/31 TubeP 三版

この解説は、うp主ことTubePのMMDでのVR180作成手順を記録しておくものです。
もしどこかの誰かの役に立ったら嬉しいです。
お約束ですが,無保証です。実行はあくまでも自己責任でお願いします。

2021/03/09(初音ミクさんの日だw) TubeP拝

【目次】

0. 概要

0.1. 目的


本解説の趣旨は、第1にはうp主の備忘録、第2には様々な先人の皆様への感謝としての拙い情報提供です。この解説がMMDのVR180動画の増加に繋がれば幸いです。

目標は、すでに2D動画を作ったことがある方が、速やかにVR180動画も作れるようにすることです。元の2D動画の雰囲気をできるだけそのまま移す方法を示しています。(うp主は2D動画のストックがたくさんあって、これを自分でも早くVR180で見たいのです。他の方のMMDな2D動画のVRもいっぱい見たいのです。特にかわいくてほんのりエッチなのすごく見たいです)

0.2. 必要なソフトウェア


MikuMikuDanceで2D動画を普通に作成して投稿出来る環境と技量があることを前提とします。実際に必要なときにそれぞれ説明しますが、感謝の意も込めてここに列挙させて頂きます。

樋口優様の MikuMikuDance
舞力介入P様の MMEffect
極北P様の PMXエディタ(今回直接は使いませんがうp主的に謝意を)

蒼真アヤ様の解説動画(うp主がVR180を作るきっかけになった神動画)

ほうりき様の EquirectangularX.x(MMEがそのまま使える!貴方様も神ですか!)
Tark様の UWSC スクリプト(凄く勉強になりました)
あきら様の VMDファイルエディタ(カメラ移設自動化の決め手になりました)
Windows操作自動化ツールUWSC(本家サイトが‥vectorのリンクで代替中)
Google VR180 Creator (YouTubeへの投稿時に必要です)
nef様のMMDM (MMD Macro)(物理焼き込みに利用します)
無敵エンコーダー ffmpeg(昔からお世話になってます)
梅澤 威志様の ロスレスエンコーダー UT codec(直接登場しませんが導入済の前提) 
 

0.3. 必要なハードウェア


MikuMikuDanceの2D動画を作成できる環境はすでにあるものとします。
それに加えて、生成時に(うp主の趣味で)中間ファイルを一時的に大量に作る為、その一時的な置き場として1TB程度必要です。HDDでもいいですが、SSDだと少し速いです。作業が終われば中間ファイルは全て消せます。(ちなみに最終生成物のファイルサイズの目安は、ざっくりですが、4分程度の5K/60fps動画mp4だと1GBぐらいになります)

0.4. 必要な時間


元2D動画が視野角固定で動かしているようなカメラワークなら、慣れてくれば、編集に最小限必要な時間は30分程度です。
しかし、そのあとのレンダリングとエンコーディングには時間がかかります。i7-9750とNvidia RTX2060装備のPCで、下の30秒動画で2時間弱かかっています。3分ぐらいの動画だとその6倍ぐらいかかります。10時間ぐらいPCは延々と発熱し続けますw
特に前半のレンダリング中はwindows自動化ツールのためにデスクトップ環境を操作することも出来ないです。後半のエンコーディングに入れば操作そのものは出来る様になりますが、裏でCPUがぶんぶん回ってるのであまり快適ではありません。
お奨めは,寝る前にセットして起きるまで放置、ですw

0.5. うp主からの提供ファイル


(1) VR180視点f16.pmx
(2) Tark-tbp12-bones.uws
(3) 315-000-VR180-uws.ini
(4) 315-000-VR180-bat.bat
(5) エンコーディング時のブレンディング用マスク画像一式(8枚のpng)
(6) MMDMでの物理焼込用マクロファイル一式
まとめてBowlRollにおいてあります。
どこでどう使うかは、1.節以降の解説をご覧ください。
 

0.6. サンプル


VR180のstreamingは現在のところYouTubeでしか見られないので、YouTubeにサンプルを置いてます。これらをどのように作成していくかを次節以降で解説しています。

その1:元2D動画
皆様が普通に2Dで製作している動画だと思って下さい。今回はMikuMikuDanceに敬意を表して、きしめんをベースにしてます(皆様持ってられますしw)。

その2:カメラワーク移設2D動画
VMDファイルエディタのプラグインと(1)のVR180視点f15.pmxを利用して、全く同一のカメラワークをカメラ操作無しで実現します。その1と寸分たがわないのでつまらないですねw(同一にすることが目的ですから)

その3:VR180展開動画
編集後2時間待って得たVR180動画の展開版です。
左右5本ずつ動画が継ぎ目の見えない形で貼り合わされているのが分かると思います。

その4:VR180動画
最終的な成果です。元2D動画の雰囲気がよく残っていると思います。
YouTubeでの本解説の公式リンクにしてます。

おまけ1:VR135展開動画
長時間のレンダリング&エンコーディングが待てないという場合は、周縁部を見捨ててよければ作成までの時間を大幅に短縮できます。(必要なAVIは2本のみでエンコーディングも1回だけでOK)

おまけ2:VR135動画
おまけ1をVR180でストリーミングしてみた例です。中央しか見ないならこれで結構十分かもしれません。

おまけ3:デフォルト距離でのVR180化
上記のその4:VR完成では、没入感を出すために、編集過程でカメラからモデルまでの距離を一応変更していました。もしそれすらしなかったらどうなるか、という例がこちらです。これの場合、編集での調整作業が発生しないので、ファイル変換してドロップしてという数分程度の作業で済みます。

0.7. その他


この解説は、お約束の無責任無保証です。法律と良識に基づいてお使い下さい。
人々の対立を煽るような目的への利用はご遠慮ください。
貼ってある図やBowlRollに置いてあるファイルについて、再配布・改変・改変再配布・個人利用から商用利用まで、私から制限をかけることはありません。ただし、元がある場合は元の規約に準じてご利用ください。
もし、ツリー登録、リンクをして下さるなら、
ニコ  im10708783
にお願いします。本ページへのリンクとして、
というURLも作ってみました。
 

それでは、いよいよ解説開始です(なんか文章長い‥)。
1.節の カメラワーク移設 に進んでください。


0.8. 改訂履歴


2024/12/31 三版 Youtube 動画切替
2021/03/18 二版 VR180視点f16.pmx (「★見回し」ボーン)の追加
2021/03/09 初版

3 件のコメント:

  1. https://youtu.be/FANCiFXbUqQ のVR180をHOWTOのテストで作成中。4:36の長尺動画で、レンダリング開始からVR135のターゲットmp4完成まで97分ぐらい(i9750H/RTX2060)。

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  2. さっきは間違えてメタタグ打つ前のを投稿してました。
    こちらがVR180 (VR135) 版です。 https://youtu.be/rDvp3MtLA5o
    VR180用は現在レンダリング中。PCのファンの音がうるさいw

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  3. 三年間の間にエンコーディング時のファイル軽量化とかPassthroughとか微妙に進化してるのですが,説明を書き換える気力が湧かず...

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